きっとそれは美しい

神はいつだって、人間の声が聞こえる。





それは、姿が見えなくてもだ…。






『今、皆太陽が無くなったと騒いでいるけど、私はアマテラス様が心配です。神様にとってこの仕事は当

たり前かもしれないけど、それでも神様は私たち人間の命を守ってくれているから…。だから、ありがと

う。』




胸の中で、何かが込みあがる音がした。



その言葉は、私がずっと欲しくて欲しくてたまらなかった言葉だった。





瞳からは、小さな粒からやがて大粒の涙に変わり頬を伝って零れた。





ただ、一言。




たった、一言でいい。





その言葉で自分の生きがいになるなら……。





きっとそれは美しいだろう。