そんなある日、アマテラスはすべてが嫌になった。










仕事も放り投げ、岩の中に引きこもった。






嫌だ。




嫌だ。







自分が太陽神だからって、皆仕事を押し付けて。








胸が苦しく、息をしていることさえ嫌だ。







『この場所にいたくない』







ただ、その一つだけの願いすら叶わないことは分かっている。







その願いは、地球を滅ぼしてしまう願いだからだ。