たとえ君がいなくなっても私は忘れない





それから少し沈黙が流れたあと、彼は口を開いた。



「少しの間、自由をもらったんだよ。
ただそれだけ。」



「え……?」



自由を、もらった?



言っている意味がわからなくて、理解しようとするけどできない。



それとも私を困らせようとしているのだろうか。



「じゃあちょっと玄関で待ってて。
ボール取ってくる。


荷物邪魔だろうし置いていっていいから。」



「あ、うん………」



結局彼からそれ以上聞けなくて、部屋の方へ行ってしまう。



私自身も考えることをやめ、荷物を置かせてもらった。



………て、待って?



私もしかして制服でバスケしないといけない感じ?



それはダメだろうと思い、せめてスカートの下に体操服のズボンは履きたかった。