たとえ君がいなくなっても私は忘れない





ーーー同窓会の会場に向かうため、電車に乗る。



少し遠くて、電車の乗り換えもしないといけなかった。



そして乗り換えのため、一度電車を降り次に乗る電車を違うホームで待っていたら………




「もしかして、優梨?」



と、誰かに声をかけられた。



迷わず振り向くと、そこには高校の時とあまり変わっていない鈴華の姿があった。



同じバスケ部で、副キャプテンだった鈴香。



「鈴香、久しぶりだね。」



私がそう言って笑いかければ、鈴香も笑い返して私の元にやってきた。



「本当に久しぶり!


もしかして大学の時、高校にバスケしに行った以来かな?」



「懐かしい、確かにその時だね。」



「だよね!優梨、大学は一人暮らしだったけど、今はどうなの?会わないってことは帰ってないの?」



「うん、そうだよ。
就職先もその家から通えるところにしたの。」



今思えば大学時代も遠い昔のように感じられて懐かしい。



まだ社会人二年目だっていうのに。