私もじっと颯汰を見つめる。
だけど視界が涙で滲んだ。
だって、颯汰が………
キスした後だというのに切ない表情で私を見ていたから。
ねぇ、なんでそんな顔するの?
思いつめたような顔。
「そ、うた………」
「この日が一生続けばいいのにって、今日ほど思った日はないな。」
それは、明らかに願いで。
現実はそれと逆、ということだ。
時間は止まらない。
今この瞬間も進んでいて
わかってる。
明日から、颯汰がいなくなってしまうことくらい。
それがひどく苦しい。
でも私なんかよりずっと、ずっと……颯汰の方が苦しくて辛いに決まってる。



