たとえ君がいなくなっても私は忘れない





「綺麗……」



久しぶりに来た水族館は本当に綺麗で。
色々な魚たちが優雅に泳いでいるように見えた。



「こういうところ、好きなんだな。」
「うん、好き。幻想的な空間にいるみたいで。」



「あー、それわかるかも。
あと、ここは暗いっていうのもいいよな。」



「え?なんで……」



そう言いかけた時。
颯汰が私の手を握った。



しっかりと恋人繋ぎで。



「こんなことしても目立たないから。」
「なっ……!絶対バレるから!」



「結構カップル多いから大丈夫。」



悪そうな笑みを浮かべ、颯汰は私の手を掴んで離さない。



そんな颯汰に私は振り回されてる気分。



ねぇ、颯汰。
今の行動はどういう意味なの?



期待、しちゃうよ?