たとえ君がいなくなっても私は忘れない






「ありがとう。
じゃあそこで全部話すから………


それまでは思いっきり楽しもうな!」



「えっ、あっ……ちょっ……!」



私の返事を聞く前に手首を掴まれ、引っ張られてしまう。



二人で電車に乗り、目的地へと向かう。



「なんか、優梨と久しぶりなはずなのに全然気まずくないから不思議だよな。」



「そうだね。
私たち、高校のまま何も変わってないのかも。」



「それ、あり得る。
見た目だけ大人になったのかもしれない。」



二人で、他愛もない話をする。



それだけなのに楽しくて、やっぱり颯汰といると笑顔が絶えない。



笑いすぎて疲れるぐらいだ。



そんな、楽しい時間は本当に一瞬で
あっという間に目的地である水族館に着いた。