たとえ君がいなくなっても私は忘れない






「颯汰、私忘れてないから!


颯汰と過ごした半年とか、颯汰が私にくれたもの、かけてくれた言葉。


本当に優しくて明るい颯汰に何度も元気をもらった……!!


だから謝りたい。
私ばっかり救われて、颯汰には何もしてあげられなかったこと……!


ごめんね、颯汰。


だけど颯汰がいた時間は忘れないし忘れるつもりもないから……!」



言葉が止まらない。



一度口を開いてしまったからには、全部言ってしまおうと思った。



私は颯汰を憶えてるよって。



だから颯汰は“自分自身”を見失わないでほしいと、言おうと思ったその瞬間……




「すいません。
黙ってもらっていいですか?」




冷たい颯汰の声が、マイク越しに私の耳にはっきり届いた。