たとえ君がいなくなっても私は忘れない





「高校生になった颯汰はほとんど自由を奪われた。



中学でエースを任されてたバスケも、高校で出来なかった。



部活じゃなくて勉強がメインの私立高校に通わされて、ずっと勉強の毎日。



他にも色々制限されて強要されて、それも次期社長の肩書きを背負わせるため。」



また、お姉さんの声が震える。
今にも泣き出しそうだった。



颯汰はバスケがしたいと言った。
だけどできなかったんだ。



やらせてもらえなかった。



なのに私は颯汰に………




『好きだったはずのバスケも嫌になってきて、辞めたいって思った。』




って言ってしまったんだ。



その時の颯汰の気持ちすら考えず。
どんな思いで颯汰は聞いてたんだろう。



私は好きなバスケができる環境にあって、辞めたいだなんて思って



颯汰は好きなのにバスケすらやることを許してもらえなかった。