時が止まればいいのに、なんて
こんなに強く思った日は今までになかった。
それくらい離れたくなくて
ずっとこのままでいたかった。
だけどそういうわけにはいかず、しばらく経った後颯汰がゆっくり私から離れた。
お互い至近距離で見つめ合う。
ドキドキと胸が高鳴る。
近くに、私の好きな颯汰がいる。
好き。
どうしようもないくらい………
「颯汰。」
「………どうした?」
「忘れないよ、絶対。
忘れるわけない。
颯汰には大切なものを教えてくれた。
おおごとかもしれないけど、私の人生を変えてくれたんだよ。
そんな颯汰を私は忘れない。」
真っ直ぐ、颯汰を見つめる。
好きとは言えない代わりに、忘れないと伝えよう。
忘れない自信があったし、それぐらい大きい存在になっていた。



