離れたくない。 このまま家に着いてほしくない。 だけど時間は止まってくれるはずもなく、私の家が見えてきた。 嫌だ、嫌だ。 どうか夏休み明けもまた、颯汰の笑顔が見れますように。 夏休み、一回でいいから会いたい。 せめて電話したい、声が聞きたい。 こんなにも颯汰のこと好きになってたんだ。 だけど、言えない。 “会いたい”、“電話したい”、“好き”。 言ってしまえば止まらない気がして。 颯汰に迷惑をかけるような気がして。