たとえ君がいなくなっても私は忘れない






「うわぁー!
これすごいぞ!」



「きゃーっ!
こっち向けないでよ!!」



花火が始まって早々に騒ぐ私たちのクラス。



全員笑っていて、楽しい。
本当に楽しい。



花火の音、光。



それが綺麗で、だけどいつかは消えてしまうのがなんだか悲しい。



「優梨ちゃん、静!
写真撮ろ!」



「いいね、撮ろう!
優梨ちゃん行こう?」



「うん!」



二人に呼ばれ、沙良ちゃんがスマホを持ちその画面に入るように三人で横になる。



カシャッと音が鳴って、私たちは離れた。



「三人で撮るのってもしかして初めて?」



沙良ちゃんは撮った写真を見ながらそう言った。



言われてみればそうかも……



「確かにそうだね。
じゃあこれからもっと撮ろうね!」



静ちゃんが沙良ちゃんに対しそう返した。



これから、もっと……
何気ない言葉かもしれないけど嬉しかった。