たとえ君がいなくなっても私は忘れない






ーーーそれから夏休みに入って、勉強の日々が続いた。



沙良ちゃんも静ちゃんも大学進学で勉強のため、クラスで花火をする日まで会えない。



颯汰とはほとんど連絡を取っていない。



ほとんど、というのは二回くらい颯汰から電話がきたのだ。



なんとなく話したくなったという理由で電話がかかってきて、二人で一時間ぐらい話した。



会いたくなったけど、向こうが何も言わないから私も何も言わなかった。



花火楽しみだねって、話しながら時間だけが過ぎていく。



そしてクラスで花火をする日がやってきた。



前日に颯汰が迎えに行くと言われたから、一緒に行くことになっている。