たとえ君がいなくなっても私は忘れない





ーーー『えー、三年生は受験生だということを自覚して……』



校長先生の話で始まる終業式。



始業式の時はぼーっと聞いていただけだったけど、今は違う。



それでも自分の心の変化がわかる。



朝、学校に着いて早々に颯汰は花火をしようと提案した。



日程は受験の息抜きとして、夏休みのちょうど中間地点である日になった。



意外とみんないけると言っていて驚いた。



沙良ちゃんも静ちゃんもいくと言っていて、楽しみが倍増した気がした。