あれ、高木くんだったの? 「あ……」 「あらまきー、あのファミレスでい?」 気づくと幹線道路は地元県に入っていた。 「あの……あのときのあれって……」 ファミレスの駐車場はそんなに混んでなくて、一つ空き間隔でクルマが停まっていた。高木くんは難なくその空きスペースにクルマを入れた。