あー、しまったっ!私のバカっ!寄るとこあるっつって早急に降ろして貰うべきだった!あー、こういうとこ私のおバカ正直の貧乏クジ人生。 「あー、じゃ丁度いいな。送る送る、家まで」 「ひえええっ!」 流れる高層ビル軍の景色がうっすらと夕方の色に染まっていた。