顔立ちからして、2年生? 電車に乗っている間中、彼のことばかり考え ていた。 とにかく、彼についてなにか知りたくてしょ うがなかった。 『次は~ ●●~ ●●~』 車内に響く車掌さんの独特な声。 降りなきゃ。 そう思い、停車と同時に席を立った。 彼はまだ寝ていた。