その時だった 小さくて か細くて 聞こえるか聞こえないかくらいの声なのに、俺にははっきりと聞こえた 「う…さぎ…?」 それは美咲の声だった まさかここに美咲がいるわけねーか。 だって今ごろ2人一緒に帰ってるだろうし。 声のした方向をみると涙を目にためた美咲がいた びっくりした 今ごろ手紙の相手と帰ってるんじゃねーのかよ