「え…橘さん…?今の話聞いてた?」 そう言って困ったように眉を曲げる先輩 「あ、あの…賭けってどういうことですか?うそですよね?」 お願い。嘘って言って… そんな私の願いは通じず、先輩の方をみると 「はぁー」 ため息をついてだるそうな顔する別人のような先輩がいた いつもは笑顔で優しい先輩なのに 「せん…ぱい…?」 「なに。」