「ほらな!やっぱこなかったじゃん。」



「よしっ。千円ゲットぉー!」



「うるっせぇーなぁー。わかったよ」



「てか透、賭けなんてひどいことするねー?」



「おまえに言われたくねーよ」




その瞬間、目の前が真っ暗になった




「うそ…でしょ?」


頭の中で「賭け」この言葉がぐるぐる駆け巡って…



思わず後ずさりしたその時



『カタ』



たてかけてあったほうきが倒れたみたい




「やばっ」



逃げようとしてももう遅くて




『ガチャ』




ドアがあいてそこに居たのは先輩だった