家でゲームしてると、電話がかかってきた。
美咲のお母さんからだった


「兎くん!ごめんね。美咲が帰ってきてないんだけど、なにか知ってる?」


学校が終わってからもう1時間は経ってた
学校から美咲の家までは歩いて10分くらいだ。


あのとき俺は何も考えられなかった




それでも、美咲のお母さんから「帰ってきてない」と聞いた瞬間、返事もせずに飛び出した。