「ゆうちゃん、今日どうしたの?どこか具合でも悪い?」



「えっ」




まおの声にはっとして顔を上げると、まおは心配そうに私を見てた。




「ち、違う。別にそんなんじゃ…」



そう言いながら詰められた距離を開こうと後ずさる。


チラリと見やったまおは私の行動が理解できなくて困っていた。





違うの。そんな顔させたいんじゃなくて…。



せっかくまおの誕生日なのに。
まおが私と過ごしたいって言ってくれた特別な日なのに。





何やってるんだろ、私。
今日こそは素直になるって決めたんだから!