「遠山君、おはよう」

彼はこちらをチラッと見て

すぐに逸らした。

「…。」


やっぱりね。分かってたよ。

周りがクスクス笑ってるのがわかる。


「また無視されてるよ」

「かわいそーに」

そんな声がちらほら聞こえる。