「っん、ここは?」
あの後、俺は気絶してしまったようでいつの間にかベッドで寝ていた。しかし、そこは知らない部屋だった。記憶を整理しようとしていると見覚えのあるやつが近づいてきた。
「おはようございます、朔様。」
あの事故現場で沙麻を助けると言った、粘っとした声のやつだった。