セカンド·ワールド_

「あ、一次通ったのねー、おめでと★」
「先輩?今受験者からしたらとても大事な試験の真最中ですよ?そんなふざけた態度しないでくれます?」

くっそゆるゆるだな

「あの、試験用紙…」

とっとと終わらせて一・五次試験いくか

「あは★地学筆記試験ってそんな舐められちゃってるんだ★」

さっきから緩い態度の女性試験官が言った

え?俺今口に出した?

いや、そんなはず……
「いんやー言ってないよー」

俺の考えを読んだかのように彼女は言った

「私雷電一族なんだってー」

バシッ

男性試験官が女性試験官の頭を軽く叩いた

「先輩そこら辺にしてくれません?ごめんね347番君、これ、試験用紙。まっ、頑張って」





雷電一族……