白咲さんに夢中になっていて
気付かなかったけれど
至に嫌な思いをさせてしまったのかも
しれないと心配になった僕は
至を追いかけトイレへと向かった。

通り過ぎた女子トイレから
大きな声が聞こえてくる。

愛美「てゆーか、あれ見た?
誰だっけ?唯川?
あいつずっと先輩の事見てた。」

女「え?まじ?超きもーい!
あんな地味男に白咲先輩が
振り向く訳ないのに。
身の程知った方がいいよね。」