渚「分からない。」

至「は?買ったんだろ?
タイトルくらいあるだろ?」

渚「読めないから。
とりあえず名前のない物語。」

至「何だよ、それ。」

小学生の頃にマッシュくんが
読んだと言っていたその本を
大人になった私は何度も何度も
読み返した。その本を読めば
会える気がするから。