颯「僕の仕事は得意先を回って
広告やイベントの契約してもらう事です。
白咲さんの仕事はそれを企画化して
具体的に話を進める事です。」

松野「だから、何よ?」

颯「白咲さんの企画書に
目を通しましたか?」

松野「見なくても分かるのよ!」

颯「正直に言います。あなたの会社の
イベント企画は誰もやりたがりません。
あなたが気難しい方だから
皆、尻込みしてしまうんです。
でも、彼女は真っ先に手を挙げました。
あなたの事を働く女性として
尊敬しているから、あなたの手助けが
出来たらいいなって言ってました。
自販機の前で寝ちゃうくらい
徹夜続きで、あなたのお店に何度も
足を運んで悩んで考えて
白咲さんは自分の時間を削ってでも
この企画書と向き合ってきたんです。」