女「本当あれはないわ。
地味すぎ冴えなさすぎ
喋らなさすぎ。
白咲さんじゃなくても
願い下げだよね、あんなの。」

そんな悪口は言われ慣れているのに
思い知らされた気がして
その場にいる事が辛くなった。

それ以上、会話を聞きたくなくて
もうこの場所に耐えきれなくて
僕はお金を置きカバンを持つと店を出た。

僕が白咲さんに恋をするなんて
おこがましい事だったんだ。
初めから分かっていた事なのに
どうしようもなく胸が苦しかったんだ。