だったら、厄介な事には
首を突っ込まない方が
利口だと思っていた。

人は1人でも生きていける。
僕は本気でそう思ってる。

至「相変わらず、お人好しだな。
相手が誰だか知ってんのかよ?
あいつに金貸したら
もう二度と返ってこないぜ?」

そんな僕にも、たった1人だけ
歩み寄ってくれる人間がいる。
彼、松名瀬 至は高校時代からの
知り合いで何かといつも
僕の事を助けてくれる。