星原葵は歌手の夢を諦めきれない理学療法士。
葵は週末に歌手になるためのオーディションを受け、病院の屋上で夕方は歌の練習するのが日課だった。そんな葵が出会ったのは理学療法士の夢を事故で諦めるしかなかった榎田敦也。敦也は葵との関わりや同室の患者たちとの交流で次第に明るさを取り戻していく。
葵は敦也のリハビリを通して仕事のやりがいを感じ始める。

車いすバスケに興味を持った敦也を見ているうちに、葵は歌手の夢を諦め、理学療法士の仕事に励むことを心に決めるのだった。
ある日、退院が決まった敦也は葵に曲を作って欲しいと懇願したため、葵は敦也への歌を退院の日に贈るのだった。
退院から1か月後、敦也から手紙が届き、その手紙の言葉に勇気をもらって歌手の夢を追いかけることを決める。勤務最終日、屋上で葵が唄った曲は敦也のために作った『翼の折れた鳥たちは』だった。