ガラスの靴




けど、実際にしたことは。


ただ冷静を装って言葉を並べて逃げただけ。


顔を見てしまえば涙が溢れてしまうに決まってる。


それを止める術なんて私は持ち合わせてないから見ない。



いい歳した大人が声を出して泣くのは恥ずかしいから唇を噛んで流れる涙を拭きながら歩く。



自分で思ってたよりだいぶ好きだったんだと今更気づいた。