ガラスの靴




これは予想をはるかに超えた言葉だった。まさかの既婚者。



『そうなんですか。じゃあ終わりですね。さようなら』



淡々と言葉を並べる。


それだけ言うと私は席を立って家を出た。



追いかけてくるかなっと思ってゆっくりと階段を降りて歩いていたけど追いかけてくる気配すら感じない。



案外サラリと別れ言葉が出るもんだなっと自分のことながら感心した。