ガラスの靴




「おー、浅井と一ノ瀬戻ったか。ん?そんなとこで突っ立ってねぇで仕事しろよー」


「あ、はい」



速水部長が声をかけてくれたからそれを利用してデスクに戻ろう。



固くなった体を無理矢理にでも動かして一ノ瀬さんから距離を取る。



足枷が付いているんじゃないかっていうぐらい重くて頭の中ではぐるぐると一ノ瀬さんの言葉が回る。



速水部長の言葉は返す言葉に困っていた私にはちょうどよかった。