ガラスの靴






「おはようございます」



あれから家に帰って即シャワーを浴びて着替えて出勤した。

疲労が半端無い。



自分のデスクに荷物を置いて斜め前を見ると一ノ瀬さんはまだ来ていない。



「浅井ー」


「はい」


「これ、今日の他社と共同でやるプロジェクトの会議資料」



そう言って私に分厚い資料を渡してくる速水部長。



「え、私このプロジェクトのメンバーじゃないですよ」