一ノ瀬さんの手つきが慣れすぎていてやっぱり遊び人だった時あったんだなってぼんやり思った。 だけどそんなくだらないこと考えられていたのは一瞬で。 「…ッ…っん…」 キスの合間に漏れる自分の声が熱を含んで、舌と舌が絡み合う。 声を抑えようとしてもそんなのできるわけもなくて小さく漏れる。 少し体温が低い一ノ瀬さんの手が服の中に侵入してきて熱くなった身体を伝う。