私の言葉を無視して話し出す自己中な男はもう触れなくていいことまで言い出す。 「なんでもいいじゃないですか。一ノ瀬さんには関係な「俺、浮気されたんだ」…。」 また私の言葉を遮りながら話した一ノ瀬さんはいつもの自信満々の顔じゃなくて。 今にも消えてしまいそうな声で言う。 「だからさ、」 トンっと私のデスクの上から降りて私の前に来る。