ガラスの靴


***


「お疲れー」


「お疲れ様です」



どんどんと人が少なっていく。



ミスが夕方見つかってそれの処理をしていたら残業になってしまった。


早く帰りたい…。

あ、でも帰ったらあの人のこと考えてしまうから別に仕事してたほうがいいか。



そう思いながらも昨日のことを考えている自分にため息しか出ない。



カタカタとパソコンを触っているともうすぐで11時になる。



「なんだお前まだ残ってたんだ」