ガラスの靴




社食…にするか。



お弁当も作る気になれなかったし何も持って来ていない。


近くにカフェ…あるけど結構職場のカップルが多いんだよね…。

まぁ食堂にもいるんだけど。



仕方がない。1人だし食堂でパッと済ませるか。



そう考えてエレベーターに乗っていると途中で止まった。



「あれ?加奈じゃん」



声がする方に顔を向けると受付で仕事をしている真美(ハヤシダマミ)



「あ、真美もお昼まだ?」


「そー。加奈まだなら一緒に食べようよ」



1人じゃないなら外で食べるのもありだな。



丁度私も真美にあの男の話がしたかったから一緒にご飯を食べることにした。