心臓が、スピードを上げて脈打った。 しかし俺は、ここでおっちゃんを止める気にならなかった。 何故なら、事前に阻止しても意味が無いからだ。 行動が失敗に終われば、おっちゃんは次の手を打つだろう。 それだったら、いっそエリアルのいるところまで進めてから、 一気に邪魔した方が良い。 俺はおっちゃんの姿が見えなくなってから、 そっと追い駆けた。