その上ジェルで固めたのか、髪型まできっちりしている。 (何の為に……?) おっちゃんが持っていた、小さなケースも気になった。 鞄のように提げていたが、見るからに怪しい。 まるで、洋画の中で扱われる『危険薬物』みたいな風情だ。 おっちゃんは、少し止まってきょろきょろしたかと思うと、 再び歩き出した。 (あっちは、エリアルの部屋だ……)