まるで、ローマの休日ね。 セレナは、コレットが宿泊していたホテルで、 鋏を動かしながら言った。 髪を切る事を提案したのは、コレットの方だった。 ナイフでやられた髪のお陰で、 もうその位置で切り揃えるしかなかったのだ。 セレナも、その方が良いと言った。 「出来たわよ」 鏡の中には、今までいなかった自分がいた。