咄嗟に豊丸が俺の口を塞いだが、もう遅かった。 厨房の空気が、一瞬で凍り付いた。 店長は、俺の顔をラオウフェイスでじっと見つめたまま、 指をボキボキと鳴らし始めた。 (まさかこれ、禁句……!?) 口は災いのもと。 この時ほど、強く反省した事は無かった。 (殺られる……) 店長の体がゆらりと揺れた瞬間、 俺はびくりとなって、目を瞑った。