か、れ、し。 ただ、その三語を発音すればいいだけなのに、口が拒否した。 途端に、我慢出来なくなったのか、 エリアルが俺のぱくぱくと動く口に合わせて、 勝手にアフレコした。 「か、れ、し、で、す……」 その瞬間、おっちゃんが数秒停止した。 顔が、完全に引き攣ってる。あちゃー。 そしてしばらくして、おっちゃんはこう言った。 「……それじゃ、俺の『紫の上大作戦☆』はどうなるの?」