「……ああ、うっざい」 銀司は二人の遣り取りを眺めながら、吐き捨てるように言った。 欧米並みの過剰なスキンシップこそ無いものの、 ……幸せそうな二人を見ると、どうしてだか腹が立ってくるのだ。 理由はよく分からなかった。 でも、分からなくていいと思った。 深く考えようとすると、もっと嫌な気持ちになった。 きっと、そういうものなんだろう。 ……まあいいか。 どうせ二人とも殺すのだから。