銀司は呆れ気味に突っ込んだ。
エリアルがぎらついた目で睨む。
「何だ、そこの間男!」
「あんたのお姫様……さっき俺の首に踵落としくれた挙句、
俺の事ここからぶん投げてくれたんだけど……?」
「彼女にそんな事出来るもんか!
戯言もいい加減にしろ!」
「何よ、出来たもん!
前にテレビで観たみたく投げられたわ!」
可愛らしくたくましい抗議。
小夜子の笑顔は、輝いていた。
するとエリアルは掌を返した態度で、小夜子を抱きしめた。
「ああ、なんて君は勇敢なんだっ!」
いい加減にすんのは、あんただ……。
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