姉さんの先輩は狼男 孝の苦労事件簿③




俺は帰宅してすぐ、呼び出された事を必死に両親に説明した。

そこでようやく二人は「悪かった」と、自分達の非を認めてくれた。

でも次の日はやっぱり学校に行くのが嫌で、

俺は頭が痛いと嘘を吐いて、ずっと布団に包まっていた。

今日、学校になんか行ったら、今度は何をされるか分からない。

 
いつまで、学校を休めばいいのかな。

その間、宿題は免除になるのだろうか。

どんなゲームをして過ごそうか。

俺は、そんな呑気な事ばかり考えていた。


だから、知らなかった。

先生達が、抜き打ちで家庭訪問にやって来た事を。

そして間の悪い事に、その時丁度、

母はたっくんの骨を山のどこかに埋めようと、ビニールに移して玄関に置いていたのだった。