遠い記憶。 まだ自分が、何も分かっていなかった時の事。 この墓の中の住人の、声や姿が鮮明に蘇る。 『馬鹿だなあ、エリアル……だからお前はいつまでも、半人前なんだ』 『いくら美しいご婦人方の心を掴んでもな、 結局は……お前が強くなければ、誰もが離れていってしまうものだよ』 『――見ろ、エリアル! 朝日だ! やばいぞ、ちょっと遊びすぎたな……早く建物へ!』 色々な場所、色々な時代。 彼とは最も長く、同じ時間を過ごしてきた。