「ああ、そういえば……」 姉さんが、ぽんと手を叩いた。 「狼は肉が好きって言ってたわ。 だから、買って来るものはビーフジャーキーになったの。 それで、もう一人が酔っ払って火を点けて……」 「待って待って小夜っち! 意味が分かんねえ」 きょとんとする姉さん。 本気で狼狽しているおっちゃん。 俺は面白くなったので、冗談半分に会話を全部メモした。 簡単な、状況の記録も含めて。