彼は、小夜子よりも先にその話を聞いていた。 金銭的に余裕があるとはいえ、 やはり理不尽な理由で治療費を負担するのは嫌だったし、 何より『守護者』の存在が、魅力的だった。 孝は一度病院送りにされているし、小夜子も殺されかけた。 これならきっと、例え今までと同じ事をしたとしても、 命を落とすような心配はないのだろう。 乙矢が放火された時も、組織の雪妖のお陰で無事に脱出出来たのだという。